失明につながることもある白内障
目の水晶体というカメラで言えばレンズにあたる部分が白く濁ってくる病気になります。
自覚症状として視力の低下、太陽の光やライトが異常にまぶしい、視界がかすむ、ものが二重三重に見えるなどがあります。
進行が遅く、自覚症状が出るまで時間がかかるので放置しがちな病気です。
初期のころであれば点眼治療などで進行を遅らせたり、症状の改善が見込まれますが重症化すると手術の必要があります。
元々は加齢に伴う老化が主な原因の病気なので、個人差はありますが誰でも白内障になりえます。
他の原因は糖尿病やアレルギー疾患があって、その治療薬が原因となることがあります。
また、スポーツなどで目に怪我をした時などがあります。
点眼治療では進行を遅らせることはできますが、水晶体の濁りを完全になくすことはできません。
濁りを完全に除去するには手術が必要になります。
これは濁った水晶体の代わりに眼内レンズを埋め込むという手術です。
このレンズには度を入れることも可能なので、視力矯正の効果もあります。
また、視力が回復することで認知症の進行を抑える効果が期待されています。
これは今までよく見えなかったので億劫になっていた新聞や本を読んだり、テレビを視聴したりと視覚情報を受け取る機会が増えることで脳の活性化が起こるという理屈です。
加えて視力が回復すると体内時計の正常化される効果もあります。
夜ぐっすりと眠れることで、健康的な生活を送れるようになります。